職場からの声

環境部所属
20代 男性

入社の理由

学生のころから生物を学んでいたため、その知識を活かし、伸ばしていける職場であると考えたことからこの会社を選びました。

働き方(勤務時間等)

猛禽類調査を担当しているので、繁殖が始まってから巣立つまでの12月~7月が忙しい時期になります。この時期には月の20日程度は日本各地で現地調査をしています。その他の時期は、データをまとめる時期になり、現地調査は月5~10日程度になります。 プライベートでは釣りが趣味なので、休みはひたすら釣りをしていますが、仕事の性質上、時折、日曜日が移動日となってしまうことが玉に瑕ではあります。ただし、基本的には週休二日制で、先輩方と調整すれば休みもとれる環境にもあります。

やりがい

現地調査を通じて生物に関する知識、経験が深まり、猛禽類の個体識別や行動の読みなど、自分のスキルが上がっていくことに一番の喜びを感じます。

良いところと悪いところ

良いところ:
生物好き同士が集まっている会社なので、社員同士の仲が良く、社内の雰囲気は良いと思います。また、北海道から九州、時には離島まで、調査対象として扱っている範囲が広いので、いろいろなところに行けるのも魅力に感じています。

悪いところ:
現地調査とデータをまとめるところまでが仕事なので、その成果が事業終了後にどう使われたのかわかりにくいことに少しもどかしさを感じます。

将来のキャリアビジョン

まずは調査技術を極めること、業務の管理ができるようになることが目標です。将来的には、自然環境調査で得た知識と経験を発信し、野生生物の魅力を多くの人に伝える仕事をしていきたいと思っています。

設計部所属
20代

この会社を選んでよかったと思うこと

入社した当時、何も分からない自分を設計部以外の方々まで気にかけてくださり、とても雰囲気の良い会社だと思います。また、疑問に思ったことを丁寧に説明して頂けることも選んでよかった理由の一つです。

今の仕事の内容

CADを使用した図面の修正作業の他、土工量や排水施設延長などを算出し数量計算書をまとめ、図面と数量の整合をチェックする作業も行っています。最近では道路線形の勉強をしつつ、平面線形の主要点座標から線形再現を行い、道路を三次元化する作業なども行っています。

やりがい

自分の考えた案や、CADで描いたものが打ち合わせなどで使用された時に嬉しさを実感しました。 これがいつか自分自身で打合せや設計を行い、完成した道路を車で走ることができたら、この仕事をして一番の嬉しさや喜びに繋がると思っています。

良いところ

周りの雰囲気が良く先輩方も優しく話しかけてくれることも嬉しく思いますし、仕事をしていく上で安心感があります。

情報技術センター所属

入社の理由

大学では、交通工学を専攻し、主に道路について専攻していました。渋滞・事故・物流・道路構造など多くの交通工学を学んでいく中で、「道路」は、人々が生活していく中で、大変重要な社会インフラであることを認識しました。

私の就職活動の主な軸は、「社会に貢献したい」・「道路分野に携わりたい」という2点で就職活動を行っており、当社の交通システム室は、道路交通に特化した部で、ビックデータを用いて渋滞対策・事故対策などに携われるということで、この会社を志望致しました。

職場場の雰囲気

会社は、少人数ということもあり話しやすく・明るい職場環境で、新入社員で入社した時も、すぐに雰囲気に馴染めました。また、自分が思っている要望などを伝えると、親身に話を聞いてくれて、社員が働きやすい職場環境作りを大事にしてくれています。

後輩へのアドバイス 

社会人になると、慣れないことの連続で色々な不安・不満などが思うことがありますが、「これからの人生で何を頑張っていきたい」かを強く思い、前向きに行動していってもらいたいです。また、働くにあたって何を一番大切にしているのかを確かめ考えながら進んでいけば、必ず満足な社会人生活を送れると思います。

環境部所属
30代 男性

入社の理由

学生のころから生物を学んでおり、その知識を活かした自然環境の保全を仕事にしたいを考えていました。CTIグループという大きな組織の中の生物調査部門であるCTIリードの環境部は、自然環境の保全について、保全側の考え方に加え、事業者側の考え方、土木技術者側の考え方など、様々な視点に触れられる職場であると考え、この会社を選びました。

働き方(勤務時間等)

両生爬虫類・哺乳類調査を担当しています。種によって活動期、繁殖期がバラバラなのですが、忙しい時期だと月に20日以上現地に赴きます。その他の時期は、データのまとめや、調査計画、保全対策を検討する時期になり、現地調査は月5~10日程度になります。

また、基本的に週休二日制で、現地周辺の博物館に行ったり、勉強をする時間もあります。

プライベートでも生物に関する研究や保全活動を行っており、研究では主に夜行性哺乳類を調べています。また、保全活動としては各種観察会を開催したり、市民団体と協力して地域自然誌の編集や講演等にも関わっています。

やりがい

知見の少ない希少種等の野生で暮らす姿に触れる経験ができるのは、この仕事ならではだと思います。また、業務では保全と開発事業とのバランスを有識者と議論しながら進めます。この時の決定事項が地域の自然の行く末を左右するのだ、という一種の使命感を感じながら仕事をしています。このほか、プライベートで培った技術が、そのまま仕事に活かせることもやりがいの一つであると思います。

良いところと悪いところ

良いところ:
地方遠征が多く、普段見ることができない生物の調査に携わることができます。また、同僚は生物技術者で構成されるため、刺激を受けながらお互いのスキルを向上させたり、情報交換したりしながら仕事ができます。

悪いところ:
自宅を空けることが多くなります。また、繁忙期は地方を飛び回るため、疲れがなかなか取れない場合があったり、聴講したかった講演等に参加できないことがあります。

将来のキャリアビジョン

生物技術者として一層熟練し、様々な状況で事業と生物の適正なバランスを見極めることができる人間になりたいと思っています。どうにもならない保全と開発のジレンマも時折ありますが、これらを少しでも解消できるよう日々研鑽し、その過程で得た技術を後継にも伝えていきたいです。

この仕事を、生物多様性の存在価値を伝え、その尊厳を守る希望のある仕事として誇りを持って働いていきます。

設計部所属
40代

働いてきてよかったと思うこと

建設技術研究所という大きな母体の子会社であるため、大きなプロジェクトにかかわることができ、多岐にわたる分野の知識を深めることができたことです。また、環境部など、他部署と連携しながら仕事ができたことも、設計専業の会社では経験できなかったと思います。

将来的に望む組織

道路設計にかかわることであれば、どんなことでも対処できるプロフェッショナルな技術者集団としていきたいです。

後輩に向けて

この仕事は自分の設計図がそのまま現実の形として現れるとても達成感のある仕事です。お客さんから「この人に頼めば大丈夫!」と思われる技術者を目指して共に頑張りましょう。

環境部所属
20代 男性

入社の理由

自分の好きなものに関わる仕事がしたいと思ったことからこの仕事を選びました。

働き方(勤務時間等)

主に陸上昆虫類の調査を担当しています。多くの昆虫が活発に活動する5月から10月頃までが繁忙期となります。昆虫の調査は主に日中に行い、ホタル調査など特別な場合を除いて夜間に活動する昆虫の調査はトラップを用いて行います。また、調査後は採集した昆虫を同定(室内で顕微鏡や図鑑を使って種名を確定させること)するなどの作業も発生するため、冬以外はほぼ一年中昆虫に関わっています。私の場合はライフワークとして自身で昆虫の研究を行っていますが、基本的に土日は休みなのでそういった時間は今のところ確保できています。

やりがい

私たちは仕事で調査を行っているため、一般の昆虫採集で出かけるような環境の良い場所ばかりではなく、汚い川や住宅地の脇のような環境でも同じように調査をしなければなりません。ですが、誰も目を向けないような一見つまらない環境においても、あっと驚く発見があるものです。そういった驚きに触れる瞬間は何物にも代えがたいやりがいを感じます。

良いところと悪いところ

良いところ:
お金をもらいながら自分の好きな昆虫に関する知識を磨くことができることです。

悪いところ:
仕事が忙しい時期=昆虫が多く活動する時期です。離島や遠方に自分の目当ての虫を捕りに出かけたい時期に仕事が立て込んでしまうと、なかなかそういった場所に出かけられなくなってしまいます。

将来のキャリアビジョン

昆虫類は種数が多く、チョウやトンボなど研究の進んだ分類群を除くと、具体的な保全対策を立てることができないまま生息地が消失してしまうことが少なくありません。各分類群に関する豊富な知識を身につけ、適切な保全措置を提案できるような技術者を目指したいと思います。

また、以前、著名な先生から「あなた方は技術者であって専門家ではありません」と言われたことがあります。広い知識にとどまらず、自分が専門とする分野では研究者とも肩を並べられるレベルの専門家を目指します。

研究センター所属
50代

会社の仕事で面白かったこと

ダム防災実験室では、ダムの数十分の1サイズといった大型模型を野外の広場に作り、様々な流量を流して検証していきます。そのため、一つのダムの形状を決めるためにも十数年かかることもあります。周辺の地形や地質、降雨の変化など様々な課題を検討し、最終的に提案したダムの形が採用され、施工、完成したダムをみたときは、皆で長年にわたり作業してきたことが思い出され感慨深いです。

一番思い出に残っている仕事

入社して初めて水理実験に携わったダムについて、何十年と時間を経て、今でもドローンによるクラック調査などを行っています。仕事人生の生涯を通じて、遠くのダムのことを気にするなど、地域を含め記憶に残る仕事です。また、近年は、ダムの補修等の際に、実験的な流量を用いダムの安全性などを検証する実験等を行ったりします。通常はほとんど流れないと考えられる流量での実験でしたが、2019年に同規模の出水が実際にありました。事前に実験を実施しておいてよかったと思いました。

将来的に望む組織

気候変動などの影響もあり、今までにない出水が各地でみられます。模型実験等を通じて、皆様の安全をより確実に実現することに貢献していきたいです。

求められる人材

一つの仕事が、数年に及ぶこともあり、根気のいる仕事です。野外に大型の模型を作るところから始めます。今までに分かっていないことを、根気よく突き詰めていくチェレンジ精神と模型作りなどを楽しめる人材に向いていると思います。

研究センター所属
20代

入社の理由

小さいころから実験などが好きで、模型を作り実験をする仕事があることを知り、この仕事を選びました。

働き方(勤務時間等)

河川防災実験室に所属していますが、残業はあまりありません。天候等により野外での実験が思うように進まないことなどあり、工程が押すときなどに土曜日に出社することが多少ありました。

やりがい

河川の模型を作り、水を流して土砂の動きをみたり、工作物への影響をみたりすることは、純粋に楽しいです。また、土木に興味があり、専門学校に通っていました。興味がある専門的な知識を活かせるため、やりがいがあります。

良いところと悪いところ

良いところ:
水理実験には幅広い知識を必要としますが、2週間に1回程度の割合で勉強会があり、常に業務に関する知識を教えてもらえます。
悪いところ:
特にないです。特に挙げるならば、銀行などに就職した地元の友達などと比べるとボーナスは少ないところでしょうか。

将来のキャリアビジョン

実験をすると河川の氾濫することなどが視覚的にすぐわかります。実験結果を活かし、それぞれの河川の課題を解決し、氾濫する河川を少なくしていきたいです。